
今日、実家の父から電話があり、お互いの近況報告をしました。
たいして遠くに住んでいる訳でもないのですが、帰省は今の時期なかなか思うようには行かないものですね。
「親の介護」について時々、特集などが組まれて話題になりますが私は全く手を付けていません。
胸を張って言える事ではないですが自戒の意味を込め、この記事を書こうと思っています。
日本人の健康寿命
日本人の健康寿命は75歳前後と言われます。父はその年齢ど真ん中です。
母と二人、穏やかに暮らし今は、元気に見えますが「介護」はいつどのタイミングでやってくるか分からないものです。
団塊の世代

父もその世代。第一次ベビーブームと言われた戦後、日本が活気に満ちる中懸命に経済を盛り立ててきました。
ハングリー精神と言う言葉がぴったりな日本人らしい、努力と根性の人種に見えます。
団塊の世代の子供達

私のように「バブル」を存分に味わった人達。
女の為に男が必死にお金をつぎ込むのが当たり前の世の中。
語源が物語る、あぶく銭のように働いたらその分だけ もしくはそれ以上に稼げた時代でした。
でも、そんな世代が今後真剣に介護をする側になります。
親の身の回りの事や、病気やけがココロのケアなど「子育ての時代」には立てやすかった一定の目安も、介護においては、未知数で計画的には進まないのです。
介護はいきなりやってくるもの
こう思っていて、間違いはないようです。
ご本人の「希望」があったとしても看るのは家族。
お金も大切ですが、ココロの準備が大切。
親の介護が必要になった時、とうぜんながら親本人ではなく、妻や夫そして子供や親族と言った血縁が見るのが、まだまだ一般的。
介護を目の前にした時の選択力がすごく大切になってきます。
考え方や選択肢に正解も常識も、さらに世間体も関係ないので、本当に難しい。たくさんの捉え方があって当然です。

親が入院してしまったら

例えば、病気やケガで入院後退院となりますが「普通に生活するのは、どうやら厳しそう」と医師やご本人そして、ご家族が判断した場合・・・
- そのまま入院して経過観察する
- リハビリの充実した施設へ移る
- それでもご本人の強い希望で自宅へ戻る
と言う選択肢が産まれます。
わたしなら・・・「自宅」を即決したいですがその時の家族の状況により、出来る事と出来ない事があります。
自宅に帰るとしても、他の選択肢を選んだとしてもどんな手続きをふめば良いのか。
病院から指導もあり、市区町村によっても大きな違いがあるようですが、ケアマネージャーさんからの助言だけではなく事前に調べておくべきですね。
介護サービス
介護サービスは、「すぐに受けられない」ものです。
ケアマネージャーと相談しつつ要介護・要支援の「認定」が必要になり医療・行政による判断にゆだねられます。つまり時差が生まれるのですね。
厚生労働省の「介護サービスまでの流れ」にあるように申請から認定まである一定の時間がかかるので
「こんな流れなんだな」程度を覚えておけば急にやってきた事態でも、家族で出来る事を分担し、受けるか受けないかの相談がスムーズになると思います。
まとめ

地に足をつけて生きて行こう
悩ましいですが、これも親ではなく「自分の終活」のうちのひとつであり、いずれは「当人」になるのですから知っておくべきですね。
親の健康状態を把握する。親から直接話してくれる時もあれば、心配かけまいと言わない場合もあります。
いつの間にか「お年寄り」になった自分の親の事を「いつか自分も老いる」と言う覚悟を重ねつつ、
どう接すればいいのか想像できるようになると、いいですよね。
そして食事・身の回り・行動の変化に「こちらが気にしているよ」と言う声かけひとつで、安心できるものです。
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