ひと月前に、あらたな猫の家族を迎えました。
生後1か月くらいの子猫を、娘が保護した事が出会いのきっかけです。
これまで
去年2020年5月に2匹の兄弟猫、
その半年後の10月に兄弟猫の母猫を保護。

外で生まれ育った母猫なの。

長男ってつらいよね。

次男って顔しているでそ?
いきなり猫飼い初心者が、3匹の猫たちと暮らす事になり
さらに2021年6月に2匹の姉妹猫が加わり、現在5匹の猫たちと暮らしています。

耳だけ三毛柄なの、あたち、かわいいの

いちばんかわいいのは わたちだよ
ちいさな我が家に5匹の猫たち・・・
う~ん
多頭飼いの「本域」に突入といったかんじです。
昨年はじめて猫を飼い始め、何をどうしていいのかまったく不勉強なまま、あわただしく過ごしてきました。
このままいくと「崩壊」もあり得る。他人事ではないな・・・・
自戒の意味を込め「多頭飼育崩壊」を調べてみました。何事も「不安」を打ち消すためには「知る事」以外ないと思うからです。
「可愛いだけじゃムリ」な多頭飼育についてもっと学ばなくては!
そう!知れば怖くない。しっかり学びましょう。
多頭飼育崩壊とは
文字通り「たくさんの動物の飼育ができなくなること」
「維持できずに崩壊すること」
ショッキングな内容や、映像を見ると本当に胸が締め付けられます。
ペット飼育の「裏社会」そのもの。
社会問題にもなっているこの現象は大きく分けて3タイプ
❶業者→「経営難」が原因でペットのケアを怠った結果、望まない繁殖が繰り返され管理できなくなってしまう。
❷個人の愛好家→動物好きが高じ、行き場のない動物を保護し続け「避妊去勢は可愛そう」の理由からのケアをせず、想像以上の数に増えてしまう。
❸ボランティア団体→当初は「団体」「複数」でケアをする組織だったにも関わらず、徐々に個人的に預かるようになり「断れず」多頭になり、キャパシティーを超えてしまう。
さて・・・自分はどれにあてはまる?
どんな人がなりやすい?

結論。
「ならない人」など存在しない。です。
「多頭飼育崩壊」はモラルに反するものであり、そうなりたくてなったわけではない。
根っこには「猫がすき」とか「寄り添いたい」という気持ちがあった。
誰にでも「なる素質」はあり「絶対にならない」人もいない。
そんな中でも特に「断れない人」に起きる現象だと思います。
イエスはカンタンに言えても「ノー」は言いにくいものですよね。
これ、私も同じかもしれない。
ひやりとします。
現に、我が家の猫たちと出会う前は「猫はありえない存在」でした。
今となっては、猫なしの生活は考えられないほど、溺愛していますが
これは「猫嫌い」を克服するだけの「環境サポート」が整っていたからだと感じるのです。
「断れない」に加えてこの「環境サポート」が無い場合に陥りやすい。
猫と暮らす人なら、誰でもなりうると感じています。
解決法

まず絶対に、絶対に「避妊去勢」を徹底する事。
これ
「増やさない」目的だけじゃないのですね。
「人と暮らす為」には「猫のホルモンバランス」を保つ事が必要だからです。
「本能」にあらがう形にしてしまうのは「かわいそう」
この想いも理解できます。
猫の目線でいえば「自由に生きて」何が悪い!と思いますよね。
でも
ここだけは「心を鬼」にして避妊去勢は絶対に必要だと感じます。
人間と動物が一緒に暮らすには最低限のルールがある。
精神的主導権は「猫さま」ですが
行動や金銭面は人間がつかさどっています。
知恵も工夫を担当するのは「人間だけ」なのですね。
この去勢避妊は「気持ちよく」迷わず「飼うなら手術」が必要です。
最低限のルール「避妊去勢」は絶対。
そうならないために
人の「一番弱く」て「一番人間らしい」「思いやりのカタマリ」が生み出した、多頭飼育崩壊をおこさない為には
まず、声をあげる事!
現在、日本にもたくさんのコミュニティーがあり、悩み事などを打ち明ける場所が出来ています。
でも、実は声をあげたいと思っても「あげる事ができない」から追い込まれてしまうのが現実。
悩み事が「人に話す事」で解決するなんて、きれいごと。
誤解を恐れずに言えば「ひとりじゃなんにもできないのが人間」なんですよね。
原点は「猫を可愛い」と思う気持ち。
そんな「猫がかわいい」と思っている「同じ気持ちの人」に話す。
だから話して→学んで→自分の考えをまとめてみる。
SNSや相談掲示板など、相談に乗ってくれる人はたくさんいます。
猫が生きやすいと、人間も生きやすくなると感じるはずです。
無欲に、懸命に生きる事を教えてくれるからだと思います。
ペットのおうち

言わずと知れた「保護猫」のスペシャルサイト。
ここを訪れる人たちは「猫を救いたい」と手を合わせる猫信者さん達。
保護猫と言う「ブランド」を愛せる人達です。
ペットショップで「毛色」や「顔」を見て決めるのとは、違う「一種のステイタス」なのだと思います。
辛辣な意見も、人間社会から外れ、猫社会で生きる事を決めている人の意見もあります。
知らなかった事がまたひとつ見えてきた。
人も猫もしっかり生きていくべきなのでしょう。
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