人生の折り返しを過ぎた、人生時計でいえば「おやつ」の時間な53歳。
「老後」を想像する「第一歩」の参考になればと思います。

想像力って大切!
最近、親の介護を経験し「ザ・老後」を目の当たりにしました。

「いま」は円満だけど、どちらかが「要介護」になったら・・・
夫婦で過ごす「老後」をリアルに想像してみました。
今までは子供達中心。
今度は「自分」の事にシフトした「未来」を想像する時期にあるとしたら、心の準備をしてみたい。
これからの「老後」を真剣に考えねば!!
「気力」があるうちに考える

歳をとれば「カラダ」が思うようにならない。
これは想像できていましたが「考える力が弱る」と最近になって気付きました。
「考える事」「話し合う事」このどちらも、カラダを動かす以上に「気力」が必要。
「かんがえる」って一番めんどくさい作業なんですよね。
一日でも若いうちに「かんがえておく」事が何より大切。
やっと子育て卒業 そしてぽっかり空いた心の穴

今から3年前「子育てもひとだんらく」して、気が付けば「夫婦だけ」の生活になりました。

これからは自分たちの時間を満喫しよう
「目標達成後」の解放感に浸りながら、ぼんやり考えていましたが・・・

このまま夫婦でいられる?
ふと、そんな事も考えたりします。

なに?熟年離婚?
長い結婚生活。離婚を考えた事は1度や2度ではありません。
「運」が良かったのか悪かったのか33年、夫婦として生活していますが
「かなめ」「かすがい」だった子供達もいないとなれば、これからの「老後」を具体的に想像するようになる時期が来たのですね。
人生の見つめなおし、終活にも直結します。
子供たちを見送ったらその後「夫婦」でどう生きていくか。
しっかり計画をたてていけば「ぽっかり空いた穴」もきっとふさがるはず!
50代の夫婦は初老?

若い頃はまったく想像していなかった「老人になる事」も、50代になると嫌でも想像するようになります。
30歳になった時は「やっと大人になれた」ような気がして。
40歳は「冷静」な自分を見つけ受け止めるられるようになり。
50歳は「終い支度をはじめる時」なのかも。
「年齢はただの記号」なんて「意識高い系をつくりたい業界」の人は言うけれど、だからむしろ、年齢を意識したいと思うのです。
持論=「50代は初老」の入り口に立った頃であり終活初めには最適な年齢だと感じます。
「現状維持派」と「改革派」

私の周りの「40代後半から50代前半」の既婚女性で「離婚」をした人がいます。
これからの事を考え、動くなら体が動く「今」なのだと決意したそうです。
正直、理解できます。
「そのまま結婚生活」なら「現状維持」
「離婚してお互い自由」なら「改革」
どちらも「しっかり自分のこれから」を見つめなおし「かんがえて」起こした行動ですね。
結婚生活が長いから「円満」なわけじゃなく「お互いの人生をより良くしたい」と考えるなら、どちらの選択も正解なのですから。
他人であることを受け入れよう
あたり前の事ですが「夫婦」って「他人」です。
「家族」で居続ける努力をしているうちに、それをすっかり忘れてしまう。
「わたしがこうしているのに」
「どうしてわかってくれないの」
と相手を攻める事もたくさんあります。
まずはここから始める
終活の基本「片づけ」
これを夫婦でやってみるのが大切だった感じています。
「意味のあること」と意識しながら。
「ちょっと相手に気を使いながら」
片づけをしてみる。
例えば「欲しいもの」がある。
「探せばどこかにある」けれど
「めんどうだから」
「新しく買う」
を何度か繰り返していたことに気付くはず。
それと同じくらい「欲しいもの」は
気付かなかっただけ、だと感謝できるようになると思います。
コロナで見えてきた「執着しない生活」

時代の流れもあり「都会」に依存することなく「豊かさ」を求めるようになったと肌で感じています。
少し前なら「早期退職」して「田舎暮らし」を目指すのは「中年齢」の人でしたが、今は若い世代も「仕事」と「暮らし」を両立させる生き方を早い段階から考えているようですね。
私の世代でも「早期退職」
「働き方を変えた」人が増えたように思うのです。
価値観を大きく変えた経験が私のように「いのち」と寄り添う事で満たされた、と言う方も多いはず。

バブリーから凪の世界へ

現在53歳の私は、まさにバブル世代。
「お金さえあれば」と浮かれて泳いできましたが
今は「立ち止まって」いる気がします。
「今までは良かった」を連呼する人にはなりたくない。
老害の王道「自分の武勇伝」ばかり話すおばあちゃんに、なっていないだろうか。
不安になるのには理由があります。
「バブルで浮かれていた時代」を冷静に振り返ると「実は満たされていなかった」と気付いたからです。
どちらかと言うと「今までが間違っていた」事もあったよね。
と振り返りつつ
「見つめなおして」
「反省して」
「見極めたい」
だから今は穏やかに、しっかり足元を、そして時々少し先の未来を想像したいのです。
あえてキレイごとでまとめると
「お金」で買えない「何か」を見つける事こそ「豊かな老後」に繋がっていくのかもしれません。
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