猫を、ましてや野良猫を「わが子のように」愛おしいと思うようになるなんて。
人生はまさにサプライズの連続です。
ふと人生に「迷ったとき」「懐かしい気持ちに浸りたいとき」におススメの海外ドラマを見つけました。

ネタバレはしないわ!
「恋愛」も「家族愛」も「憎しみ」も「悲しみ」も全て味わえます。
タイトル
「this is us」 36歳、これから
直訳で「これが私たちです」
2016年からアメリカで放送が開始された海外ドラマです。
ワンシーズン18話、現在シーズン5までAmazonプライムにて公開されています。
予定通りラストは「シーズン6」だと告知されました。
どんな人に向いているか
思春期~終活世代まで、年齢問わず全ての男女に向いています。
あなたの36歳は何年前でしたか?それともあと何年先ですか?
36歳の頃の自分を振り返ると「本気出した」年齢だったかもしれません。
これから36歳になる人も、すでに過ぎた人も
家族に伝えたい事があるけど言い出せない人
自分を変えたいと思っている人
この長い長い人生ドラマを見ると「これは自分かも」と当てはまるはずです。
さらに「謎解き」や「パズル」が好きな人にもおすすめの理由があります。
たくさんの回想シーンで構成されているからです。話が進むにつれ、もっと観たくなる中毒性があります。
少しずつ、主人公の人生パズルは完成していきますが、欲しかったピースを見つけた時の感動もポイントだからです。
ひとことで解説

「所詮ドラマ」と割り切れない、リアリティを感じさせるドラマです。
36歳の兄弟三人を中心に「誰もが抱えている」コンプレックスを、「もがきながら」乗り越え生きる様子を映し出しています。
「the 共感」ドラマ。
物語の進み方が、過去・現在・そして少しだけ未来を映すので「想像」と「結果」の答え合わせができる。
登場人物が「どうしてそうなったのか」の理由を教えてくれます。
過去の記憶がほどよいタイミングで入るので「あーこういう事だったんだ」の連続。
速い展開と、意外な結末のバランスが最高に面白いのです。
このドラマが教えてくれたこと

ドラマでは「すっぱいレモンで甘いレモネードを作る」と言うフレーズが出てきます。
人生はこの言葉そのもの。
途中どんな事があっても、どんな望まない結果になっても、それを受け入れ前を向く強さを教えてくれます。
最も感動したエピソード

本日、2021年5月28日までシーズン3の10話まで見終えました。
その中でも、
シーズン2の最終話は、3人兄弟の唯一の女性「ケイト」の結婚式の様子がメイン。
これは、嗚咽しました。
どんな人にも「嫌な過去」や「コンプレックス」や「許せない人」がいます。
結婚式という人生の節目を目の前に、ケイトは「本当に納得できる」ところまで、「しっかり悩み」「苦しんだ」結果、母親に「ごめんなさい」を伝えます。
親も子もこの「ごめんなさい」がお互いに言えない。
私が娘の親だから、だけではなく「自分も人の子」だからだと思います。
まとめ

このドラマは全米でも高視聴率をとり、さらにエミー賞、ゴールデン・グローブ賞をW受賞しました。
日本でもNHKで放送されていたんですね。
「名作」とは、「これは私の為にある」と、多くの人が感じるモノ。
私の為にこのドラマは作られた。
スリルや謎解きやロマンスとは「単位」の違う、自分史上、最高に人間臭いドラマでした。

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